憲法「改正」を許さない草の根運動を地域から進めましょう

                         事務局長 木村 泉

 

昨年末の総選挙では、政治を変えてほしいという国民の願いを踏みにじり、悪政を推進した民主党政権へ国民の厳しい審判がくだりました。

 

一方自民党は大幅に議席を伸ばしました。しかし自民党は議席を伸ばしはしたけれど、国民から信任されたわけではありません。民意を切り捨てる小選挙区制度により議席の8割を占めましたが、実際は4割の支持しかありません。比例票は前回大惨敗した総選挙よりも219万票減らしています。制度の虚構による結果ということをきちんと見る必要があります。

 

同時に見ておかなければならないことは、きわめて危険な「改憲」の動きです。自民党はもちろん、「自主憲法制定」を打ち出している日本維新の会、「憲法改定」を掲げるみんなの党などが議席を伸ばしました。これらの党は、改憲発議要件緩和のための96条の改憲など、当選議員の9割が「憲法改正に賛成」を表明しています。

 

しかし憲法改悪だけでなく、原発推進やTPP参加、生活保護水準の切り下げなど、国民生活破壊の安倍政権の政治は、国民との間で深刻な矛盾が広がらざるをえません。 

私たち平和委員会は、あらためて日本国憲法を学び、改憲策動に反対し、安保条約の廃棄を視野に入れた共同のたたかいを草の根の運動として進めています。

 

皆さんもぜひ平和委員会に参加してください。私たちと一緒に全国の仲間と連帯し、生活と平和を守り、戦争を許さない草の根運動を進めましょう。

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